メモ

【妖怪メモ】石川県の郷土誌に見られる妖怪まとめ(3)

前回の続き(たぶん今回で最終回)。 今回はとくにざっと調べただけではよくわからなかったもの、説明のつけ難かったものを中心に並べているので解説は本当に思いつきのメモ程度。 前々回⇒"【妖怪メモ】石川県の郷土誌に見られる妖怪まとめ(1)" 前回⇒"【妖怪…

【妖怪メモ】石川県の郷土誌に見られる妖怪まとめ(2)

前回の続き。 前回⇒"【妖怪メモ】石川県の郷土誌に見られる妖怪まとめ(1)"※地域欄の自治体名は2015年現在の表記と区分を採用しているが個人で確認できた範囲なので正確性について疑問符の付くものもあるかもしれない。 ※掲載順は引用文献の発行年、ついで頁…

【妖怪メモ】石川県の郷土誌に見られる妖怪まとめ(1)

とりあえず、石川県の郷土誌に見られる妖怪話で、目についたもの、面白そうなもののうち、一般的な妖怪事典・妖怪図鑑やネット検索にあまり引っかからないものを中心にをざっくりと抜き書きしたいくつかを順次ここに上げていこうと思う。深く掘り下げたり、…

【妖怪メモ】蛇蓮

備忘録的に。 『石川県河北郡誌』(1920年)に次のようにある。 蛇蓮。 現今小坂村字千田に属する天王の森の北方に坊地と称する所あり。是れ即ち往昔三光寺と称へられたる光徳寺・光琳寺・光専寺の旧跡にて、其の付近に狐山と称する所あり。其地に大蛇ありしに…

【妖怪メモ】鬼は日本に漂流してきた西洋人という俗説(1)

また、わが四国、九州地方には南洋インド諸島より漂泊して、深く山間に潜み、果実を食いて生活せし人種なしというべからず。もし人、偶然かかる異人種を発見することあらんには、また必ず怪物と見なすべし。 ◆井上円了『妖怪学講義』「第二 理学部門 第五講 …

【妖怪メモ】七つ娘

『米子の妖怪』(立花書院、2005年)に、次のようにある。 七つ娘 現在の米川橋ですなあ、あすこのとこに反対のところへ行くと中島の方へ行く土手をねえ、こっちに下がって来たとこに中島の方へ行く近道がある。避病院があってね、そこのところに近道があっ…

怪獣系展覧会についての覚え書

怪獣不在の時代のためのちょっとしたメモ。 ・ウルトラマンと世界のモンスター―成田亨の世界― 日本の鬼の交流博物館 1994.04.26-1994.05.08 ・怪獣ミュージアム/開田裕治の世界 KAIJU〜ガンダム 川崎市市民ミュージアム 1997.07.19-1997.08.31 ・高山良策の…

つぶやきメモ

"日本の妖怪は怖くない"言説の一因に、展覧会を開催する美術館博物館的にそのほうが集客面で都合がよいから、ということは多かれ少なかれあるのではないか、と邪悪な思考をする。— もりたねこさん (@morita11) 2013年2月4日90年代以降の妖怪系展覧会の端緒と…

「俘虜妖怪ニ恐ル」『明治37・8年 松山水曜会記事』

俘虜妖怪ニ恐ル 小笠原通訳 大林寺収容所ノ二号室ノ天井板風モナキ折ソート奪ハレタルニ俘虜ハ之ヲ不審ガリ薄気味悪ク思ヒ居タリ自分ハ其元ヘ首ヲ入レテ中ヲ窺ヒ見タルモ何分薄闇キ為メ様子ハ更々分カラス元ノ如ク直シ置キタルニ其翌朝又一枚奪ハレ居ル故俘…

近年の妖怪系展覧会リスト(仮)

ブログがいつまでも更新されないというのもアレなので何か書こうと思う。 2012年の夏は妖怪をテーマにした展覧会が多数開催された。 福岡市博物館の「幽霊・妖怪画大全集」(会期:6月30日〜9月2日)然り、河鍋暁斎記念美術館の「幽霊図・妖怪画〜異形のもの…